Cell. 1998 Sep 4;94(5):679-89.
M de Bono, C I Bargmann.
C.エレガンス野生株は、飼育時に各個体が孤立して行動する株(イギリス産N2など)と凝集して集団で行動する株(ハワイ産CB4856など)に分かれるが、この違いがペプチド受容体NPR-1の配列の差で起こることを報告。当時UCSFにいたde BonoとBargmann。1998年。
https://www.cell.com/fulltext/S0092-8674(00)81609-8
線虫の凝集は一種の社会性行動と当初考えられたが、低酸素濃度への走性が重要と後に明らかに。グアニル酸シクラーゼGCY-35などの関与をBargmann研・de Bono研が報告(独立した弟子が元ラボと競合してしまう、よくあるパターン)。2004(5)年。
https://www.nature.com/articles/nature02714
https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(04)00389-6
https://www.cell.com/current-biology/fulltext/S0960-9822(05)00389-1
ペプチド受容体NPR-1のリガンドは、FMRFamide(無脊椎動物に多く存在し、C末端がフェニルアラニン)様ペプチドのFLP-18/FLP-21と後に明らかに。ニューロペプチド受容体のリガンド同定(脱オーファン化)は線虫で初めて。Kubiak研・de Bono研。2003年。
https://www.jbc.org/article/S0021-9258(20)83675-8/fulltext
https://www.nature.com/articles/nn1140
ペプチド受容体NPR-1は、多数の感覚神経とギャップ結合(spoke)でつながるような中心(hub)の神経になっているRMG神経で機能し、この「hub-and-spoke」型の神経回路を働かなくすることで線虫の凝集を制御することが後に報告された。Bargmann研。2009年。
https://www.nature.com/articles/nature07886
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