Nature. 2003 Jan 16;421(6920):268-72.
Kaveh Ashrafi, Francesca Y Chang, Jennifer L Watts, Andrew G Fraser, Ravi S Kamath, Julie Ahringer, Gary Ruvkun.
ナイルレッドという色素を使って線虫の脂肪を染色・定量する方法を確立するとともに、ゲノムワイドなRNAiスクリーニングにより脂肪蓄積に関わる遺伝子を大量に同定(したはずだった)。Ruvkun研にいたAshrafiら。2003年。
https://www.nature.com/articles/nature01279
Cell Metab. 2009 Nov;10(5):430-5.
Eyleen J O'Rourke, Alexander A Soukas, Christopher E Carr, Gary Ruvkun.
ナイルレッドなど旧来の脂肪染色法で染まるのはリソソームに関連するオルガネラで、実際の脂肪の量を反映しないことを報告。オイルレッドOという色素を使うべきと主張。上述の論文を含め、過去の大量の関連論文の解釈が難しくなるというまさかの展開に。Ruvkun研。2009研。
https://www.cell.com/cell-metabolism/fulltext/S1550-4131(09)00301-5
このような経緯を知らずに(?)、古い染色法を使ったり、それらを使った過去の論文を引用して議論する論文がいまだにあって、混乱が続いてしまっている。
No comments:
Post a Comment