Genetics. 2003 May;164(1):153-62.
John Keane, Leon Avery
大村智のノーベル賞受賞(2015年)で知られる殺線虫薬イベルメクチンは、C. elegansに対してはグルタミン酸作動性ClチャネルAVR-14・AVR-15に作用して摂食を阻害することで薬効を持つ。テキサス大学Avery研2003年。
https://www.genetics.org/content/164/1/153
グルタミン酸作動性Clチャネルは無脊椎動物しか持たないので、ヒトや家畜への副作用が少ない抗寄生虫薬の有望な標的になる。グルタミン酸は興奮性神経伝達物質というイメージが強いが、グルタミン酸作動性Clチャネルがある生物種ではグルタミン酸は抑制性にも働きうる。
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