Nature. 2008 Sep 25;455(7212):491-6.
Sylvia E J Fischer, Maurice D Butler, Qi Pan, Gary Ruvkun.
隣り合って逆向きに転写される2つの遺伝子(eri-6とeri-7)が、異なるmRNA間のスプライシング(トランススプライシング)で一つの転写産物としてつながり、RNA干渉を制御。ExonとExonがつながるトランススプライシングの報告は線虫で初めて。Ruvkun研。2008年。
https://www.nature.com/articles/nature07274
ショウジョウバエのmod(mdg4)遺伝子やlola遺伝子でも、トランススプライシングで異なるRNAがつながることで機能性の転写因子が合成される。トランススプライシングはヒト細胞でも起こるが、今のところ意義はあまりわかっていない。
https://academic.oup.com/gbe/article/8/3/562/2574122
線虫では70%以上のmRNAでトランススプライシングが起こり、5′端にSL1・SL2と呼ばれる2種類のSL(spliced leader)配列のどちらかがつながる。トリパノソーマなども同様のトランススプライシングが頻繁に起こる。
http://www.wormbook.org/chapters/www_transsplicingoperons/transsplicingoperons.html
SL2スプライスドナーを含むgpd-2/3遺伝子由来の配列を2つのコーディング領域に挟むと、2つのコーディング領域がトランススプライシングで2つに分かれてどちらも翻訳される。一つのプロモーターから二種類のタンパク質を同時に発現させたいときによく用いられる。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/009286749390139H
No comments:
Post a Comment