Monday, December 7, 2020

The C. elegans Touch Response Facilitates Escape from Predacious Fungi

Curr Biol. 2011 Aug 9;21(15):1326-30.  

Sean M Maguire, Christopher M Clark, John Nunnari, Jennifer K Pirri, Mark J Alkema

D. doedycoidesなどの菌類は、収縮する菌糸のリングで線虫を捕獲し、動けなくなった線虫を「食べる」。線虫は頭部に接触刺激を感じた際に首振りを抑えながら後退することで、このリングのトラップから逃れようとする。UMMSのAlkema研。2011年。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S096098221100769X


線虫は地球のバイオマスの15%を占めるなどという話もある(サンプルを採取する場所によって結果が大きく異なるようだが)。線虫を捕らえて殺してから養分を得るのは、微生物にとっても生存のために合理的な戦略なのだろう。

アベルメクチンを産生する菌のように、化学物質を分泌して線虫を殺すのもメジャーな手段の一つ。

逆に菌類を食べるC. elegansのような線虫も多く、線虫と菌類は多くのケースで「食うか食われるか」の関係。

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